人は理想の体重を上回ってしまうこと、体型が崩れることを気にしてダイエットを始めます。
しかし、自分の体型ばかり気にし続けるだけでは、人生の大事なチャンスを得られなかったり、重要な決断を逃したりしてしまわないでしょうか。
なぜ肥満がダメなのか
肥満状態が好まれないのは、スタイルが崩れて対人的にみっともないと感じてしまうから、体重過多によって健康を害する恐れがあるため等が大きな理由でしょう。
とくに肥満による健康への影響は避けなければならないのは確かです。
しかし、ここで気をつけたいのは健康管理は大切ですが、ダイエットばかりに夢中になりすぎた結果、自己実現が疎かになってしまった人生は果たして楽しいかです。
肥満を完全に否定することによる影響
運動習慣が身につき、理想の体型を手に入れると、体が軽くなり疲れを感じにくくなる効果があります。
痩せて標準体型を維持できることにメリットは多くありますが、これがあまりに快適すぎてダイエット重視の人生にシフトしてしまう危険性も含んでいます。
もともと太りにくい人は、健康に気を使う習慣を得られない変わりに趣味や仕事に時間を有効的に使うことができるでしょう。
そうではない普通の人がダイエットの素晴らしさに目覚めてしまうと、逆に自分が今まで大事にしていた趣味や仕事に対しての価値観を一気に覆してしまうことになりかねません。
理想体型(体重)を維持することの心地よさを、この先もずっと実感し続けていくことができれば問題ありませんが、それが果たして充実したライフスタイルに繋がるかは疑問です。
肥満を悪と意識するあまり社会生活を送る上での価値観に偏りが生じたり、仕事や対人関係でのチャンスや機会を逃してしまうことはないでしょうか。
こう考えると、ダイエットの習慣にも目標が高くなりすぎないよう自分なりの成果基準を設けておいた方が良さそうです。
たとえば最低でも維持すべきBMIはいくつかを明確にする。走らない、またはジムに行かない期間が予め定めた以上続いたら変わりの有酸素運動をするなど。
肥満を完全に否定し執着し続ければ、自分が本来好きだったこと、必要と感じていた知識の習得、家族や友人との付き合いや思いやりが少なからず犠牲になります。
健康管理は快適な生活を送る上最も重要ですが、ダイエットにどれだけ注力するか、自己実現とのバランスをどうとるかも時には振り返ってみることも必要ではないでしょうか。
もちろん、考え抜いた結果、ダイエットを投げ出してしまうのは良い決断ではありませんが、理想のスタイルと同じく自分が本来得たいと思っていた仕事や私生活での目標を忘れないようにしたいです。
太っていることは悪くない
ダイエットに夢中になりすぎた結果、仕事に必要な資格に挑戦できなかった。気が付いたら人に自慢できるほどの趣味が何一つ無かった。
太っていることを気にしすぎた結果、必要なスキルを身につけることができず、プライベートも無趣味な時間を過ごしたというのでは、対外的にどうこうより自身でも明らかに楽しい人生を過ごせているとは言い難いと感じるでしょう。
ここで気をつけたいのは、体が太っていること自体が悪いことではなく、その状態が長い期間継続されること、太っていることが原因で健康を害してしまうことが悪いことだということ。
また、誰でも人生のチャンスが訪れたときにダイエットを優先したくはないでしょう。
チャンスが訪れるまでに頑張って痩せておこうという考えもあるかもしれませんが、チャンスは待つのではなく取りに行くものが理想なのだそうです。(意識の高い人によれば・・)
仕事も私生活でも、踏ん張りどころでは他のことは一切気にせず集中したいときがあります。
頑張った結果、仕事で良い成果が出せた。或いは趣味をとことん追求したら他人に自慢できる知識やテクニックが身についた。
このように重要な成果が出せたとき自分の体が肥満状態であったなら、それは、賞賛すべき成果に付属してきたもので決して格好悪いものではないでしょう。
ダラダラ過ごしたことによる過体重ではなく、自分が最も重要視したタスクに集中したことにより、やむを得ず肥満に陥ったことは恥ずべきことにはあたりません。
むしろある意味で、このような(太っちゃった)経験がないことは不幸なことかもしれません。
ただ、そのまま引きずるのは良くないのでサクッとダイエットに方向転換しておきましょう。
趣味も仕事も成果が出せたあとは、その後は休息を取りのんびりしたいところなのでダイエットが苦痛に感じては良くありません。
こんな時、できればダイエットそのものではなく走ること、ジムでのトレーニングなどを楽しむことに集中し、副次的な効果として理想の体型(体重)が維持できれば良いでしょう。
自分の目指すライフスタイルの実現が果たせた結果として太ってしまったことは悪くありません。悪いのは、いつまでも引きずってしまうことと、肥満が原因で健康を害してしまうことです。
そうならないために、日頃から運動やダイエットをいかに楽しむか、適度な運動をどのように楽しく習慣づけしていけるかがポイントになるでしょう。
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