運動によるダイエットを始めたばかりの初心者に向けられる助言に「最初は筋肉つくまで体重減らないよ」というのがあります。
この話の根拠は詳しく分かりませんがビギナーの出鼻を挫く理論であるのは間違えないでしょう。
せっかく痩せようとして運動を始めたというのにそんな話はないだろうと言いたくなります。
筋肉がつくまでは体重が落ちないという理屈
ダイエットのためにトレーニングを始めても、筋肉がある程度つくまで体重が落ちないと言う話は、おそらくダイエットについて書かれた専門サイトや雑誌の記事などに書かれたことを引用して語られるのではと思われます。
さらには、運動をし始めのころは筋肉が付いてくるので一時的に体重が増すなどと、そんな話まで飛び出してくる始末ですが、こんな話を目の前でされると初心者にはたまったものではありません。
いくら初心者といっても、もとから筋肉が全くない人はいないし体重が増えて困るほどの筋肉がすぐつくなど筋肉の増強というのは簡単なことではないでしょう。
個人差もあることですし、この理論の両方が悪影響して体重が減らない人など果たしているのでしょうか。
効果より体を動かす習慣を身につける
確かに、雑誌の特集記事などを読むとそれなりにうなずけることが書いてありますが、一時的に体重が減少しなくなったりする理由は他にもあることが考えられます。
ダイエット初期に栄養が偏り気味だったり、過度に疲労が蓄積していても体重の減少にはマイナスになることでしょう。
結局、一時的に体重減少が滞ってもその理由は素人には分からないと解釈しておくべきではないでしょうか。
それより、自分の経験としては有酸素運動によりカロリーを消費させる効果は継続させることで長期的には成果を出してくれることが大いに期待できます。
結局はこれで脂肪の燃焼効果がなければ摂取カロリーの調整が必要ということです。
筋肉どうこうより、このダイエットの基本に基づいて運動を習慣づけることが大事だと思います。
世の中の痩せたい人は、とくにマッチョを目指しているわけはなく、とにかく体重を減らしたいというのが体勢と考えます。
そこへ難しい筋肉論を持ち出すのは、初心者をむやみに脅かすことになってしまいます。
まずは単純に「痩せたい」という気持ちに忠実になること、トレーニングによる疲労やストレスを軽減させることのみに集中し、成果をすぐ求めるのではなく、運動を継続できる習慣を身につけることが大事ではないでしょうか。