トレーニングより身だしなみ重視というフィットネスの楽しみ方

ジムでの運動前に身だしなみを整える

スポーツジムでトレーニングを始める前にシャワーを浴び身だしなみを整えることは一見無意味に写る行いに思われます。

しかし、汗をかく前に自分をリセットするといったその行為にジム通いを楽しむヒントがありそうです。

運動前にドライヤーは必要か?

以前に記事に書いたことがあるとおり、今でもジムに行くとトレーニング前に風呂に入りドライヤーで頭を乾かしてからスタジオプログラムに参加したりする人をみかけます。

だいたい顔ぶれは決まっているのですが、最近は運動前にボディークリームなんかを塗って肌の手入れまでこなしているのを見かけました。自分より若い人なのですが外仕事で肌が荒れ気味なのでしょうか。

そしてこの方、私が仕事を終えてジムに到着する時間にドライヤーをかけているという場面が多いです。

もちろん、トレーニング後ではなくトレーニング前の身だしなみを整えているところです。

ここまで来ると呆れるどころか、その徹底ぶりには感心してしまいます。

そして、私の中でのこの見かけ30代くらいの男のあだ名はドライヤーマンに決定しました。

日々のメインステージは退社後の時間帯

このトレーニングで汗をかく前、汗で身体が汚れる前に一度綺麗に身体を洗い身だしなみを整える、関心のない人には一見アホらしい行為は、ちょっとばかり参考にしたい意味を含んでいます。

身だしなみを整えるということは、先のドライヤーマンにとって身体を動かし汗をかく場が何より神聖な場であるのかもしれません。

なまじダイエット目的で中途半端に頑張っている疲れたサラリーマンが多いフィットネスジムですが、運動前に身体を清潔にし身なりを整える行為はトレーニングに対しての姿勢の現れのようにも見えます。

彼ら「運動前シャワー派」にとって、ジムは自分が格好良く(または美しく)汗を流しトレーニングに励む神聖な場。

トレーニングの効果として痩せる、あるいはスタイルを維持したことにより日常生活での魅せる自分。などというのはそもそも目的ではなく、ジムで汗を流しキビキビと動き回るコトそのものが充実した時間なのだと考えれば、仕事でまみれた汗を洗い流し、髪を整えてからトレーニングにかかる姿勢というのは実に理にかなっているというか、それが目的であるなら不思議に思っている周りの人も腑に落ちてくれるはず。

運動前シャワー派の人は、仕事後に迎える自分のメインステージへの準備として身なりを整えていると考えることにします。(※運動前に体を温めることを目的にシャワー浴びてる人は自分が通っているジムには居なそう)

今度ドライヤーマンの彼を見かけたら、時間的に全て見習う訳には行きませんがお洒落にトレーニングに望む姿勢を少しばかり参考にさせていただくことで自分のダイエット目的トレーニングも楽しさが増すこのではと期待しています。