ジムはどれくらいの頻度で通うもの?

毎日じゃ頑張りすぎ

フィットネスクラブなどへ通うにあたって、その利用頻度というのはどの程度が理想なのでしょうか。

よく耳にするのが、毎日ではなく疲労が蓄積しない程度に休みを入れながらが良いというものですが、目的がダイエットであるか健康維持であるかによっても違ってきそうです。

ジムへ通う理想の回数は週何回?

一般に健康目的で運動をする場合で、よく耳にするのが週3回程度といった回数のようです。

この週3回という運動の頻度を、ダイエット重視の場合とトレーニング目的の場合とでそれぞれ分けて考えてみます。

ダイエット重視

まずダイエット目的での運動は、運動と同時に食事制限が上手く達成できていることが前提であると言えます。

基本、運動によってのみダイエットが成功できる人というのは、激しいトレーニングに耐えられる人か、代謝が高い状態を維持できている人に限られると考えて良いでしょう。

特に加齢が進むと基礎代謝は低下してしまうので、いい大人が若い頃と同じつもりでダイエット目的で過剰な運動を行うと、思った結果が得られないばかりか故障を起こしてしまうことになりかねません。

そもそも、ダイエットを一番にするならば食事を上手にコントロールし運動は副次的なものと考えるのが理想のようです。

食事制限を重点的に行なえていれば、運動はやはり週3回または本当に軽い運動を毎日取り入れるのが理想でしょう。

トレーニング目的

目的を健康維持または増進のためのトレーニングとした場合、ジム通いの理想頻度は経験値に基づくことがもっとも大事ではないでしょうか。

雑誌やネットなどでよく目にする週何回というトレーニング回数は、体に負担がかからず疲労を回復させやすい無理のない回数と受け取って良いでしょう。

トレーニングの効果は個人によって異なります。

自分にあった運動効率というのを見極めきれないとモチベーションの低下を招くことにも繋がりかねません。

ただし、関節などの怪我や故障が心配になるような年齢においてはスポーツによる運動の経験が豊富な方も少なくないでしょう。

そうした方の場合、経験に基づいて自分の体と相談しながら無理のない頻度で運動を行うことが理想です。

逆に経験値が乏しい方の場合には、やはり無理なく運動を続けていくことが無難なようです。

経験が少ない場合、運動による効果も得られやすいと解釈して運動そのものに慣れ親しみジム通いを楽しむことのほうがなにより大事です。

理想の利用回数を達成するのが大事

理想の利用頻度を考慮するには陥りやすい落とし穴があります。

目的が体力の維持にせよダイエットにせよ、理想とする目的回数を現実に達成し維持していかなければ意味がありません。

一般におすすめとされる週3回を目指すならば、多く見積もっても実際には少なくなされる人の心理(みたいなもの)を想定して週4、5回を目標に掲げて結果的に3回に落ち着けばそれで良いと思います。

実際に週3回という目標を立てたとしても、残業で都合のつかない日やどうしてもやる気がでない日はあるもので、実際に通える回数は目標より下回ってしまうことが少なくないでしょう。

プライベートな時間の運用に係ることですし、あまりにもストイックに取りかかりすぎるのも継続を目指す上で好ましくありません。

ジム通いを続けながら身も心も健康であるためには、忙しい日には無理をせず気分が乗らないときには思い切って休むことも大切です。

この辺のメリハリがつけられる人の方が健康管理は上手くいくのではないでしょうか。

週何回通えばよいかという具体的な回数は個人によって差がありますが、私の場合、理想より下回ってしまうと焦りや効果が得られにくくなることによるモチベーションの低下を心配します。

一般的に適度な運動とされる週3、4回といった回数より多めに通い時に運動強度を下げることにより疲労を低減させることのほうが、運動の継続と効率的な健康維持には好ましいと考えます。

また、週何回という回数の指定よりジムへ通う曜日を具体的に設定してしまった方が継続させやすいことでしょう。

回数のみの設定だと、実際の利用率を自分で把握しづらいのとついつい利用を先の日に延ばしてしまいやすく、どれだけの頻度で運動を達成できているか、あるいは達成できていないのかが分からなくなってしまいがちです。

このあたりに必要な目的達成への取り組みと休養の調整に必要な計画性はは我々社会人の得意とするところでもあります。

プライベートなことなのできっちり管理といかないまでも、ちょっとひと考えてみれば見近にいろんなヒントがありそうです。

また、ダイエットなどで思うような効果が得られなかったとき運動回数にも戸惑ってしまいがちですが、そんなときはジム通いの初心にかえりスポーツジムがどんな場所かを思い起こし一時的にでも雰囲気を楽しむ方向に舵をふることも大事なことでしょう。