踵骨棘(足底腱膜炎)で走れなくなる

かかとクッションインソール

昨年末から約半年間、踵に痛みが続き走るどころか歩くのもぎこちない日々がを送っていました。

同じ期間、当サイトの更新が滞っていたのは、その痛みが直接の原因というわけでもありません。

この痛み、最終的には人並みの速度で歩行することが困難なほどになり仕方なく整形外科で診察を受けることにしました。

整形外科を受診

強い痛みを感じるのは左足の踵の部分、走りすぎて骨にヒビでも入ったかと思うような痛みですが、ヒビが入っていたら歩行時以外でも強い痛みがあることでしょう。

びっこを引きながらでないと歩くこともままならない状態も長期間続けば医者にかからないわけにも行かず、ましてや人並みに歩けないのはどうにも面白くありません。

家からわりと近い場所にある整形外科を受診してみることにしました。

痛みを感じてから約半年後に受診とは我ながら我慢しすぎです

診察は、問診と簡単な触診の後にレントゲンを撮ることになりました。

痛みの原因は踵骨棘(しょうこつきょく)

少々の待ち時間の後にレントゲン画像を見ながら医師の話を聞くことに・・。

足底腱膜炎のような足の裏の痛みは過去にも経験があったのでもしやと思ったのですが、患部の画像を見ると痛みのあった左足の踵には小さな棘ができていました。

これでは痛いワケです。

踵骨棘というやつですね。
この踵にトゲが生えてしまう事態でも処方されたのは湿布薬を1ヶ月分。

痛みの割には特別な治療は必要ないとのことなのでしょう。

ただ、本人としては湿布では直る気がしないのですが。

レントゲン画像を見たら走れない

踵骨棘のレントゲン画像はネットで調べれば見ることができますが、自分の足にあれができていると分かると走るどころか歩くのも怖くなってしまいます。

全くの素人考えになってしまいますが、そもそもトゲ化してしまう原因は足の裏の筋に負担が多くかかりすぎるため踵の付け根が固く強化されたものなのではないでしょうか?

ド素人の仮説に過ぎませんが、だとすればトゲが周りを刺激する痛みをなんとかできれば良くて、棘そのものは自分の足の弱い部分を補うためにできたものでしょう。

たんなる希望的な推測に止まりますが・・。

トレッドミルをやりすぎたか?

さて、こうなってしまった原因として思いつくのは一つしかありません。

ジム通いをはじめてから、有酸素運動は外でのジョギングや自転車よりも、屋内でトレッドミルを利用することが多くなりました。

月会費を払い続けていることもありますが、それよりジムでのトレーニングが楽しかったというのが一番でしょう。

はい、トレッドミルのやりすぎが原因と考えて間違いないでしょう。

ネットの評判などでは、アスファルトを走るよりも膝を痛めにくいとか書いてありますが、その辺の善し悪しや効果は人によるのでしょう。

いずれにしても、ダイエットのために走るにはまず食事制限により体重を落としてからという都市伝説が自分の中で復活してしまったのは残念で仕方ありません。

信じたくありませんけどね。

とりあえず普通に歩くために

トレーニングの再開へ向けては別に工夫するとして、問題は普通に歩けない状態を改善しなければ社会生活やプライベートな活動というものが普通にできません。

そこで採用してみたのが、足の底に当てるクッションインソールとはいアーチ用のサポーター。

かかとクッションインソール

かかとクッションインソール

踵への衝撃や加重を和らげることができれば痛みが少なくなるのではと思い最初に入手したアイティムがこの「かかとクッションインソール」。

正直、使用期間がそう長くないためレビューできませんが、歩行時の衝撃は少しは吸収してくれている模様。

シリコーンの素材がむき出しな為、靴の中に入れて使用すると埃が多く付着します。

まあ、足の裏に使うものなので毎日洗った方がよいので、気にしなければ問題ないでしょう。

それとこの商品は、靴の中に入れただけだと使用中に動いてしまうようなので何か粘着性のあるもので固定した方が良いかもしれません。

ソルボ タテアーチサポーター

GEL状のクッションインソールを使い始めてから、これのほうが痛みに効くよ知人から教えてもらったのが「ソルボ_タテアーチサポーター」。

ソルボ_タテアーチサポーター

こちらは、踵骨棘や足底腱膜炎というより甲高のハイアーチの人向けに作られたサポーターです。

土踏まずの広い凹みを補った足底の加重を均等に受けるよう作られたものですが、これの装着によって歩行時の痛みは劇的に軽減されました。

踵に出る痛みを防ぐのに、土踏まずを塞いだだけのサポーターに効果があるのか疑問でしたが結果的に私には使う価値があるものでした。

このタテアーチサポーターを付けていれば、少しの小走り程度なら気にならないほどです。

もちろん歩行も人並みの早さで歩けるようになりました。

痛みはどこまで解消できるのか

サポーターの使用により歩行時の痛みはだいぶ軽減できてますが、半年以上も続く痛みが今後、消えてなくなるかどうか心配なところです。

全快が難しいとなるとしばらくの間、痛みとは付き合い続けなければならないでしょう。

ダイエットや健康のためのトレーニングは、トレッドミル以外のマシントレーニングや水泳、自転車などに振り替えて行かなければなりません。

コロナの時期と同時に訪れた足の痛みは、私に訪れたジム通い(トレーニング)習慣を脅かす危機とも言えます。

この危機をなんなく乗り越えて、健康で楽しい生活が送るための試行錯誤が続きそうです。


かかとにトゲ

その後の踵骨棘(しょうこつきょく:足底腱膜炎)