リストバンド型のスマートウォッチGARMIN Vivosportを腕に装着して趣味の車いじりをしていたら、車の金属部品にうっかり引っかけてしまいベルトが千切れてしまいました。
完全に分離してしまったので復活は難しそうでしたが、試しに接着剤での接合を試みることにします。
ベルトが千切れたvivo sport
GARMINのvivo sportを含めリストバンドタイプの細いスマートウォッチはソフトな肌触りで着け心地が良い反面、切れやすそうな感じがしていたので丁寧に使ってきたつもりでしたが車の整備時に身につけていたのは不注意がすぎました。
日中の主なライフログについてはvivoactive3を使っていて、家に帰ってから就寝時などにはvivo sportを腕に着けることが多かったのですがベルトが千切れてしまってからしばらくは睡眠時間の計測などは諦めていました。
vivoactive3のサイズ感では大きすぎて寝ているときに気になります。
vivosportの千切れたベルトの断面は画像のような状態。
ちょうど強度が弱い時計本体部分とベルトの境に亀裂が入り分離されてしまったようです。
こうなると簡単には復元が難しいでしょう。
接着剤での接合を試してみる
しばらく使うのを諦めていたvivosportですが、現行モデルで同じ仕様のリストバンドタイプのモデルがないのと中古で同じ物を買おうとすると値段が中古品にしては高価です。
こうなると物は試しで接着剤を一度試してみることにしました。
用意したのはセメダインPPXという接着剤。
プライマーとセットで販売されている特殊なセメダインといったところでしょうか。
vivosportはベルトが柔らかいのでシリコンが使われているように見えます。
このシリコンと本体の樹脂を接着させるのには普通の接着剤では無理そうなためセメダインPPXを選んだというわけです。
接着剤を試すにあたって事前にベルトと本体を水洗いすることにしました。
接着面に汚れはありませんが、本体のネジ部や凹み部分に汚れがたまっていたのでバッテリーが放電したついでに洗って一日乾かすことにします。
セメダインPPXが届いたら、早速プライマーをシリコンベルトに塗り込みますがペン状の容器の先から塗布できるプライマーの量はわずかですぐに乾いてしまいます。
あまりですぎても困るからこんなもんなのか分かりませんが、少し押してみたりしてしつこく塗り込みました。
本体側にもシリコンっぽい部分が残っているのでプライマーを塗り込んでいます。
プライマーはすぐ乾いてしまうようなので時間を置かずに、本体側に接着剤を塗り込みます。
本来、固いもの同士の接着には少量つければ済むようですが、物が小さく柔らかいので接合面の全面に着けています。
接着剤を塗布後に本体と千切れたベルトを強めに押し合わせてみました。
そして、なんとか元の形に近づいたのが画像の状態です。
継ぎ目が白くなってしまうのは接着剤なので仕方がありません。
それより、しっかりと付け合わせたい物に限って丈夫には付かないのが自分の経験上からの接着剤に対する評価。
このダメ評価から想定される結果を避けるためにベルトの表面にプライマーを接着剤を塗りビニルテープで保護することにしました。
使うビニルテープは粘着面を油とヤスリである程度落としてから張り付けています。
この状態でなんとか一晩はライフログの計測を済ませることができています。
ただし、一度千切れてしまったベルトは元と同じ強度は保てないと思った方が無難でしょう。何時までもってくれるか様子見です。